ちゃんとターゲットに届いてます?
- トイバナヒロコ
- 2017年2月24日
- 読了時間: 2分

先日、大阪梅田のあるオフィスビルを歩いていた時のことです。
ぼーっと歩いていたので、
俯き加減だったんですが、
ふと目に止まった看板がありました。
「ここがウワサの花屋さん」
看板にはそう書かれていました。
なんかね、すごくないですか?
どんな噂か知りませんけど、
「なんだなんだ!?」と思わせてくれるというか…
「いったいこの花屋に何があるんだろう??」
と覗きたくなります。
ありふれた言葉ですが、
とても斬新で、シュールなコピーだ
と感じました。
ところが…
残念なことに、これを見つけた場所というのが
非常にもったいないんです。
くだんの花屋さんの、店先の隅のほうで、
しかも売り物の花の陰に隠れて
ぱっと見ではとても目立っていないんですよね。
私は俯き加減で歩いていたので、看板の足が目に入り、
視線を上げたらあった…って感じなので、
ホント、たまたま見つけられたんです。
どれだけの人が、あの看板に気づいているんだろうか…
と、疑いたくなりました。
う〜ん…残念。
せっかく目を引くコピーを使っても
きちんとお客様の目に留まらなければ、意味がありません。
これと似た状況が、広告にも起こります。
想定しているお客様が「見るであろう場所」に
広告を出していない…
というもの。
例えば…
高齢者をターゲットにした商品を販売するのに本当にインターネット広告は必要でしょうか?
地域密着型でお商売しているのに、DMをしないでいいんでしょうか?
お医者様の読む雑誌に、医薬品メーカーが広告を出すのと同じで、
「この人にぜひ知ってもらいたい!」と思うなら
その人が必ず目にする場所に広告を出す…というのは、基本なんです。
そのくらい当然だ。
と思っているあなた。
本当に今、そうなっていますか?
時代とともにニーズが変わるのに合わせて、売り方も変わっているはずです。
当然、ターゲット像も少しずつ変化しています。
長い間同じような発信の仕方をしているのなら
一度見直してみるといいかもしれません。
商品の陰に隠れて目立たない看板のようにならないために…