「力士がいい香り」は周知の事実か?
- トイバナヒロコ
- 2017年1月24日
- 読了時間: 2分
「稀勢の里優勝」
もともと私は、稀勢の里よりは豪栄道派なのですが…
やはり「日本人横綱」の誕生がかかると気になりますね。
千秋楽の日は、家族で白鵬戦を見ていたんですが
最後の一番を終えて、東の支度部屋で大銀杏を整える彼を見てふと
「びんづけ油って何でできてるんだろ?」
という話題になりました。
あれだけハードに固めてるんだし
力士の汗、体臭と相まって、さぞやなんとも言えないエグ味があるんじゃ…
なんて、両親が言うもんで、ちょっと調べてみました。
現在の力士たちは「オーミすき油」というのを使っているようで、
菜種油、ひまし油、ハゼの実の木蝋などが入っているそうです。
ハゼは「櫨」。
童謡「小さい秋みつけた」に出てくる紅葉の綺麗な木です。
この木蝋がすっごいハードに髪の毛を固めるわけですね。
なので、イメージとしては木酢みたいにツンと酸っぱくて、焦げくさくて、油臭くて…
なんて想像していたんですが。
どうやら、とてもいい香りがするそうなんです。
私は香りを嗅げるほど力士に近づいたことがないので、かなり意外でした。
びんづけ油は
シッカロール(ベビーパウダー)にも似た優しい香りがするそうで
ルームフレグランスの代用にもされるとか。
今も昔もからわず優しい香りがするのなら
もしかしたら、香木として有名な沈香などジンチョウゲ科の植物が
使われているのかもしれませんね。
力士と同じびんづけ油は、国技館1Fでも売ってるそうですが…

(出典:日本相撲協会公式Twitterより)
「力士の香り 漂う逸品」
う~ん…
なんというか…
このコピーだと、力士に直接出会ってないと実感わかないですよね。
まぁ、国技館内の売店なので、これでもいいのでしょうけど…。
むしろ、外国人観光客も多い場所だし、
初めて訪れた人たちに向けても、もう少し香りをイメージしやすいコピーも
添えたらどうか?と…。
(通販ページではそれとなく触れられていましたが…
それでもちょっと私にはものたりない…💧)
でもまぁ、
びんづけ油の香り=力士
って公式ができてるのは、相撲歴史の深さを感じますね。