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400年前のキャッチフレーズ


いよいよ12月に突入しようとしています。

1年て、あっという間ですね。

12月といえば、大河ドラマがエンディングを迎えます。

今年は18日が最終日だそうです。

そういえば、真田幸村の代名詞となっている

日ノ本一の兵(つわもの)

という言葉。

これって、よくよく考えたら絶妙なキャッチフレーズですよね。

そもそも、真田幸村にこのキャッチフレーズをつけたのは

薩摩藩初代藩主の島津忠恒(しまづただつね)だそうです。

正確には、島津忠恒が手紙で

真田日本一の兵、古よりの物語にもこれなき由

と書いたのが始まりとか。

でも歴史を紐解くと、島津忠恒は大坂の陣で戦自体に参加していないそうです。

ということは、間近で幸村の戦いぶりを見ていないんですよね。

けれど、このフレーズからすると、

すごく戦さ上手で、戦術に長けた人物

を想像させます。

真田丸を造ったことといい、

大坂の陣での戦術といい…

納得できるところは多々あるのですが

実際は幸村にまともな戦歴はほとんどなかったと言います。

そらそうですよね…

「真田丸」でも見てとれるように

あの時代を彩る人物は幸村の他に大勢いますもん。

むしろ彼の周りにいる人たちのほうが個性的ですし、

ドラマ「真田丸」でも当初から

幸村=主役の感じはあまりしませんでした。

一つ間違うと

一介の武将として歴史に埋もれても

おかしくなかった人生だったはず…。

それが

大坂の陣以降、その働きぶりは

さすが真田の血筋よと賞賛されます。

そして今や、誰もが知る歴史上の人物です。

大河ドラマにもなるほどです。

歴史的背景とか

人がどう動いたからだとか

そんなことはとりあえず置いといても、

人の心を魅了するには

当時から充分に力強いコピーだったんじゃないか

…と、思えてなりません。

歴史に名を残し、後世まで称えられるようになったのは

このキャッチフレーズのおかげ…

といっても過言じゃない、と

私は思うのです。

そう考えたら

これは「真田幸村」というブランドのPR戦略

と言えなくもないです。

400年前の見事なプロモーション戦略。

ぜひ見習いたいものですな。

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