発想次第で高インパクトキャッチコピーに
- トイバナヒロコ
- 2016年11月14日
- 読了時間: 2分
先週の「べっぴんさん」で
市村正親が持ってきたバナナに
「視聴者のどのくらいが
バナナがこの時代の最高級品だったと
分かるだろうか…?」
と、要らん老婆心を働かせてしまったコピーライターTOYです。
いやはや、表現て、難しいですよね。
映像になると「尺」というものも考えないといけないので
仕方ない…とは思うのですが、
もはや世の中は21世紀です、平成です。
あのころのバナナが今のメロンや桃よりも高級品だったことなんて
ある年代以下の人には伝わらないんだろうな〜…
せめて「どしたん、そんな高級なもん」
というセリフくらいあったら…と思う今日この頃です。
表現といえば、こんなキャッチコピーもありました。

(出典:http://www.asahi-aaa.com/backnumber/2014/)
これは、2014年度の朝日広告賞を受賞した作品です。
なんか、ズルい感じもしますが、とても面白い発想ですよね。
昔、子どものころにやった遊び
「誰が、いつ、何をした」
を思い出しました。
パクリ表現は、基本、著作権の侵害とみなされることが多いです。
北海道の「白い恋人」と
大阪の「面白い恋人」のように
ウケは狙える、おもしろいけど、裁判まで行くかもしれない…
そんな弊害を伴います。
それでも、人に与えるインパクトは大きいものです。
これは、レンタルショップの誘致広告であり
タイトルロゴをそれなりに扱ってるけど
映画は「見てもらってナンボ」ですからね、
それだけでセーフ…とは言い難いですが
遊びとインパクトと
あぁ、今日は映画見てみようかという
共感をもたらすものになっています。
ダイレクトに訴えるのもいいですが
商品をもじってキャッチコピーにする
というのも
かなり効果的な視点ではないか?と思います。
自社商品の商品名なら
どこにも迷惑かけないですしね笑