たった一言でその気にさせる魔法の言葉
- トイバナヒロコ
- 2016年7月22日
- 読了時間: 2分
オープンまであと◯日!
とか
閉店セール、残り◯日!
などと書かれると、ワクワクしたりソワソワしたり…しませんか?
いまのうちに動かなくっちゃ! と思ってしまうんですよね。
これは、広告・宣伝によく使われる手法で カウントダウン効果 と呼ばれています。
人は「残りわずか」という緊急性になぜか敏感に反応します。 それをうまく利用して購買のモチベーションを上げる というものです。
ショップでは 「限定200個、残りわずか!」 みたいなものが当てはまります。
ネット通販サイトには残り時間や個数まで、リアルタイムに表示されるものもあります。
また、最近ではTV通販でも
「今から30分以内にご注文いただくと◯◯をプレゼント!」
というものが増えました。
某CMでは「残り4分で…」なんて煽るものも出ています。
「こんなに効果が出ました!」的な表現をさんざん見せられたあと おまけや特別割引があるしかも時間制限付き! …なんてことを言われると、つい受話器を手にしちゃうでしょう。
こういう手口に乗せられると、 あとで「本当に必要だったか?」と後悔することも多々ありますが、 「買わなきゃ」というモチベーションを一気に上げるのには とても有効なコピーと言えます。
そういえば…
今年2月に閉店した大阪の有名靴店「靴のオットー」のカウントダウンも 大いに盛り上がりましたねよ。
ま、あれは「本当に閉店」という話題性も相乗効果になりましたが。
また、ご存知のようにカウントダウン効果は日常にも大いに役立ちます。
受験期の予備校が掲げているように「あと◯日」と可視化することで やりたいことに向けて集中力を高めることができます。
仕事の目標を日付や時間で区切る、 トレーニングやダイエットの目標に… と、いろいろ活用してみてください。
ただし。
◯に入る桁が大きいと、現実味が薄れ モチベーションアップもあまり期待できません。
東京オリンピックまであと◯日 …って言われてもまだピンとこないのと同じです。
使うときは、できるだけ切迫感をもって小刻みに表現することをオススメします。